ネット通販の服でサイズを失敗しない方法|直しやすい服の選び方を元お直し職人が解説

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ネット通販の服のサイズ選びで失敗しない方法

ネット通販で服を買って、届いてみたらサイズが合わなかった…そんな経験、一度はありますよね。

サイズ表をしっかり確認したはずなのに、ウエストが余る。丈が長すぎて着られない。かといって返品するのも手間がかかる。これはよくある悩みです。

でも、考え方をひとつ変えるだけで、この問題はかなりラクになります。「サイズをぴったり選ぶ」ことに集中するより、サイズが合わなくても自分で直しやすい服を選ぶという視点を持つこと。

この記事では、元お直し職人の経験をもとに、ネット通販でのサイズ失敗を減らす服の選び方を解説します。

お直しアドバイザー・縫製の経験と知識をもとに、この記事を書いています。

洋服販売員の店長職を経て、洋服のお直し・オーダーメイドを手がける会社にて、リフォームアドバイザーとして接客・縫製・オーダーメイド対応を経験。

ハイブランドとの取引も含む幅広いお客様を担当し、雑誌掲載も複数回経験。

体型に合わせた着こなしをアパレルの現場で見続けてきたからこそわかる、「似合う」と「きれいに見える」の違いを大切に。

現在はライター歴13年以上の経験を活かして、オトナの女性がもっと自分の体型に自信を持てる服選びとサイズ直しの情報を発信しています。

目次

なぜネット通販の服はサイズが合いにくいのか

ネット通販の服のサイズ選びで失敗しない方法

ネット通販のサイズ選びが難しい理由は、いくつかあります。「試着できないから」だけではありません。服そのものの仕組みを知っておくと、失敗しにくくなります。

それぞれ、もう少し詳しく見ていきます。

同じ「Mサイズ」でも、ブランドが違えば別物

ネット通販で失敗する最大の原因のひとつが、サイズ表記のバラつきです。同じ「Mサイズ」でも、ブランドによって実寸は大きく異なります。

「元お直し職人」まち

元お直し職人のひとこと

ブランドによって同じMサイズでもサイズ感が全く違うというのは、よく知られていること。

「いつもMだから大丈夫」という感覚が、通販での失敗につながりやすいんです。

「ヌード寸」と「仕上がり寸」2つのサイズを混同しないように

通販ページに記載されているサイズは2種類あります。ひとつは「ヌード寸」、つまり体のサイズ。もうひとつは「仕上がり寸」、つまり服そのもののサイズです。この2つを混同すると、サイズ選びは必ず失敗します。

目安として、仕上がり寸はヌード寸より大きいのが基本。たとえばバスト86cmの方がバスト86cmの服を買うと、きつくて着られません。服には動きやすさのための「ゆとり」が必要だからです。

既製服でぴったり合う服に出会える方がラッキー

もうひとつ、知っておいてほしいことがあります。既製服はそもそも、万人にぴったり合うようにはできていません。

「元お直し職人」まち

元お直し職人のホンネ

お直し職人をしていた頃、よく感じていたことがあります。

既製服を買って自分にぴったりのサイズだという方は、ラッキーなくらい少ないということです。

このブランドなら合う、という服に出会えればまだいいのですが、それだけしか着られなくなるのもつらい。色々な服を着たいなら、全部ぴったりというのはなかなか難しいのが現実です。

40代・50代になると、体型変化でさらにサイズが読めなくなります。ウエスト・ヒップ・バストのバランスが変わり、以前は合っていたサイズの感覚が通用しなくなることも。

そこに「試着できない」という通販の条件が重なるのですから、サイズが合わないことは珍しくないのです。

「元お直し職人」まち

元お直し職人のホンネ

体型の悩みは人それぞれ。

ウエストが気になる方、丈が合わない方、身幅が……と、全部ぴったりというのはほぼありません。

だからこそ、次の考え方がとても大切になりますよ。

ネット通販で失敗しない一番の近道は「直しやすい服を選ぶ」こと

ネット通販の服のサイズ選びで失敗しない方法

サイズ表を完璧に読み解いても、体型が違えば合わないことはあります。試着できない通販で100%失敗しない方法は、正直なところありません。

でも、発想を変えると話が変わります。「直しやすい服を選ぶ」という視点を持つだけで、通販での服選びがぐっとラクになります。

直しやすい服かどうかチェックする方法がわかれば、サイズが多少ずれていても自分でリカバリーできるかもしれません

「元お直し職人」まち

元お直し職人のホンネ

私自身、低身長の小柄体型で、既製服はほぼ合いません。

お直しの知識はあっても、家庭用ミシンには限度があるし、時間もなかなか取れない。

面倒なお直しは避けたい。

だから自然と、直しやすい服かどうかチェックするようになりました。

これが、通販で失敗しないための私なりの答えです。

家庭用ミシンがあると、こうした自宅お直しの幅がぐっと広がります。まだ持っていない方はこちらもチェックしてみてください。

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自分で直しやすい服の特徴【アイテム別】

ネット通販の服のサイズ選びで失敗しない方法

では、具体的にどんな服が直しやすいのでしょうか。アイテムごとに、元お直し職人の視点でポイントを整理します。

順番に解説します。

ボトムス(スカート・パンツ)は「ウエスト」と「裾の縫い方」を見て選ぶ

ボトムスでサイズが合わない箇所のトップ2は、ウエストと丈です。この2点を購入前に確認するだけで、失敗の確率がぐっと下がります。

ウエストについて

総ゴムの服はウエスト調整がしやすいですが、仕様によって難易度が変わります。

  • ゴムがウエストベルトの中を通っているだけのシンプルなタイプ
  • ゴムがウエストベルトに縫い付けられているタイプやシャーリングゴムタイプ

ゴムがウエストベルトの中を通っているだけのシンプルなタイプは、ゴムを引き出してカットし直すだけで調整できます。手縫いでも対応できるので、比較的取り組みやすい直しです。

一方、ゴムがウエストベルトに縫い付けられているタイプやシャーリングゴムタイプ(細いゴムが複数本入っているタイプ)は、手間がかかり難易度が上がります。不可能ではありませんが、裁縫の経験がある程度必要です。通販ページでウエストの仕様が確認できる場合は、チェックしてから購入するのがおすすめです。

裾の縫い方について

三つ折り仕上げが最も直しやすく、ミシンでも手縫いでも対応しやすい仕上げ方です。

スリット入りの裾は、無理に丈詰めをするとスリットの形が崩れるリスクがあるため、慣れていない場合はお直し店に相談するのが安心です。

レディースのボトムスは、ロックミシンが必要な裾の仕上げも多いですね。

もしロックミシンを持っていたとしても生地をカットしながら縫うので、失敗すると取り返しがつきません。リスクが高いことから、こちらもお直し店への依頼をおすすめします。

「元お直し職人」まち

元お直し職人のひとこと

三つ折り仕上げかどうかは、通販ページの商品画像をよくチェックしてください。

私は画像を拡大して、必ず裾やウエストの仕様を確認してから購入を決めています。

自分で裾上げをするときは、こちらも参考にしてください。

トップス(カットソー・ニット)は「素材の伸縮性」で選ぶと失敗しにくい

トップスは、素材の伸縮性がサイズ失敗のリスクを大きく左右します。

コットンニットやポリエステル混などのストレッチ素材の場合、多少のサイズ差は着こなしでカバーできることもあります。袖が少し長すぎてもロールアップで対応できますし、通販では比較的失敗しにくいアイテムですね。

一方、シャツやブラウスの袖丈詰め・丈詰めは、裁縫に慣れていない方には難しい作業です。たとえば前開きがあるデザインの丈詰めの場合、前端の角をきれいに仕上げないと目立ってしまいます。

素材によっても難易度が変わるため、シャツ・ブラウスを通販で買うときは、丈の数値をしっかり確認してから購入するのが基本です。

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元お直し職人のホンネ

シャツの丈詰めは、プロでも気を使う箇所です。

たとえば、前開きの角の処理がきれいにできないと、仕上がりに影響しますしね。

カットソーやニット素材も、難易度は段違いに上がります。

ワンピースの長さが気になるなら「裾のデザイン」で選ぶ

ワンピースの場合、身幅のサイズ調整は裁縫に慣れていないと難易度が高い。自分でできるとしたら、丈詰めですね。

購入を迷っているワンピースの丈の長さが気になるなら、まず裾のデザインを確認すること

三つ折り仕上げの裾なら、ミシンや手縫いで自分でも丈詰めができます。スリット入り・斜め裾・装飾が多いデザインは自分でのお直しが難しくなるため、購入前に確認しておきましょう。

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元お直し職人のホンネ

たとえば私は低身長が悩みですが…。

「丈が長そうだけどこのワンピースかわいいな」


と思ったら、裾のデザインを見て


「3つ折りなら裾の仕上げの中では簡単だし、自分で丈詰めできそう」


と思ったら、買っちゃいます。

自宅でのお直しに取り組んでみたい方は、こちらも参考にどうぞ。

ミシンがあると直しの仕上がりがぐっときれいになりますよ。

\ 縫うのが苦手な方は、ゆっくり縫えて機能的な家庭用ミシンがおすすめ /

体型別|サイズが合わなくても失敗しにくい服の選び方

ネット通販の服のサイズ選びで失敗しない方法

「直しやすい服を選ぶ」といっても、体型によって気になる箇所は違います。小柄・ぽっちゃり・長身、それぞれの悩みに合わせたポイントを解説します。

小柄さんは「ウエストの仕様」と「裾の縫い方」を必ず確認する

小柄体型の最大の悩みは、丈が長すぎることとウエストが余ることです。

「元お直し職人」まち

元お直し職人のひとこと

私の場合、よくある「フリーサイズ」や「男女ユニセックス」表記の服は、
着てみたらサイズが大きい・・・ということが多い
ですね。

購入前にチェックすべきポイントは、

  • ウエストがシンプルな総ゴムタイプかどうか
  • 裾が三つ折り仕上げかどうか

この2点です。

この2点をクリアしている服なら、自分で調整できる可能性がぐっと高まります。素材もあわせて確認しておきましょう。シルクやレザーのような特殊素材、装飾の多いデザインはお直しの難易度が上がるので、自分でお直しするのはおすすめできません。

「元お直し職人」まち

元お直し職人のホンネ

私の場合、低身長の小柄体型なので、ネット通販でボトムスを買うとき、どうしてもサイズが合わないことが多い。

そういうときは、直しやすいかどうかを確認してから購入します。

裾が三つ折り仕上げかどうかで、買うかどうかの判断が変わることも。

サイズで失敗したくないなら、買う前に必ず寸法を確認してくださいね。

ぽっちゃりさんは「大きめを買って詰める」戦略が正解

ぽっちゃり体型の方にとって重要な考え方が「大きめを買って詰める」戦略です。

サイズを出す(大きくする)お直しと比べると、サイズを詰める(小さくする)お直しのほうが取り組みやすいです。ウエストが入らなくて着られないよりも、少し大きめを買ってウエストを詰める方向で考えた方が、選択肢が広がります。

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元お直し職人のホンネ

サイズを出す(大きくする)お直しは、
縫い代があるかどうか、別布が必要なケースもあるなど、さまざまな問題が・・・。

比較的難易度が高いお直しなんです。

身幅が余る場合は脇を縫い込む方法もありますが、こちらはある程度の裁縫経験が必要です。「難しいかも」と感じたら、無理せずお直し店に相談しましょう。

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元お直し職人のひとこと

サイズを出す作業は難易度が高い分、お直し店に出すと料金が高くなるケースが多いんです。

ぽっちゃりさんはとくに、大きめを買って詰める方向で考えた方が、自分でお直しする場合もプロに頼む場合も、ずっとやりやすいですよ。

長身さんは「長め設定のアイテム」か「ロールアップできるデザイン」を選ぶ

長身体型の悩みは、丈が短すぎること・袖丈が足りないことです。丈を伸ばす(出す)お直しは、縫い代が残っていないと基本的に対応できません。

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元お直し職人のホンネ

別布を継ぎ足すなど、縫い代がなくても対応する方法はありますが、別布を付けたらデザインが変わってしまいますよね。

長身さんは、丈が足りないより長い服を選んで着こなしで調整する方が、圧倒的に安全です。

通販でパンツを選ぶなら、ロールアップできるデザインを選ぶのも、失敗しないためのコツ。スカートなら丈が長め設定のものを選んで、ちょうどいい丈に調整するのがおすすめです。

自分での調整が難しい場合は、宅配お直しサービスという選択肢もあります。


ネット通販の服のサイズ選び|よくある質問

ネット通販の服のサイズ選びで失敗しない方法

ネット通販でのサイズ選びや、届いてから困ったときによく寄せられる質問に回答します。購入前・購入後、どちらの場面でも参考にしてください。

ネット通販で買ったスカートのウエストが大きすぎた。自分で直せる?

直せる可能性はありますが、ウエストの仕様次第です。

ゴムがウエストベルトの中を通っているだけのシンプルな総ゴムタイプなら、ゴムを引き出してカットし直すだけで調整できます。手縫いでも対応でき、比較的取り組みやすいお直しです。

ゴムが縫い付けられているタイプやシャーリングゴムタイプは手間がかかり難易度が上がるため、裁縫経験が少ない方はお直し店に相談するのがおすすめ。まずウエストの仕様を確認してから、自分でできるか判断してみてください。

裾が長すぎた服は自分で短くできる?

裾の仕上げ方によって難易度が変わります。

三つ折り仕上げの裾なら、ミシンや手縫いで対応できます。カットしてから三つ折りにして縫うのが基本の手順です。

応急処置として裾上げテープを使う方法もありますが、後からやり直したいときに生地にノリが残ることがあるため、縫える場合は縫う方法をおすすめします。

スリット入りの裾は慣れていないと形が崩れやすく、ロックミシンが必要な裾はロックミシンがないと難しい。

迷った場合はお直し店に相談してみてください。

通販でサイズが合わなかった場合、返品とお直しどちらがいい?

返品期間内であれば、まず返品・交換を確認することをおすすめします。

お直しをすると返品や交換ができなくなるケースが多いためです。

返品期間を過ぎてしまった場合や、気に入っているので手元に置きたい場合は、自分でお直しするか、宅配お直しサービスを利用するという選択肢があります。

宅配お直しなら自宅から送るだけで対応してもらえるので、近くにお直し店がない方にも便利です。購入前に返品規約を確認しておくと、いざというときに迷いません。

自分でお直しするとき、失敗しないためのコツは?

カットする前に必ず待ち針で複数個所止めて、全身鏡で仕上がりを確認することが大切です。

複数箇所に待ち針を刺すと、箇所によって詰め寸の位置がずれていることがよくあります(たとえば前は10cm詰めの位置なのに横は9cmの位置になっているなど)。確認してずれがあれば、もう一度きちんと測り直してから止め直しましょう。

カットしてしまったら元に戻せないので、採寸は丁寧に。縫い代を少なくして失敗するケースもあるので、「仕上がりの丈+縫い代」を慎重に決めてからカットしてくださいね。

自分でお直しするのか、お直し店に行ってプロに頼むのか、その目安は?

難しいかも、自信がないと感じた時点でお直し店に相談することをおすすめします。

レザーやシルクなどの特殊素材、装飾が多いデザイン、デザイン性の高い服は難易度が上がりやすいです。お直し店への相談は無料のところが多いので、まず持ち込んでみるのもひとつです。

「自分で直す方法はありますか?」と聞いてみるのもアリ。裁縫に慣れているかどうか、ミシンがあるかどうかによっても判断基準は変わりますが、迷ったらプロへ、が基本です。

「直しやすい服を選ぶ」コツをつかめば、通販がもっと楽しくなる

ネット通販の服のサイズ選びで失敗しない方法

ネット通販でのサイズ失敗は、正しく選んでいても起こりえます。試着できない以上、完璧はありません。

でも、直しやすい服を選ぶコツをつかめば、気に入ったデザインをサイズへの不安なく選べるようになります。

この記事のまとめ
  • ネット通販のサイズ失敗は、正しく選んでいても起こりえるもの
  • 「直しやすい服を選ぶ」発想に切り替えると、好きなデザインを安心して買えるようになる
  • ボトムスはシンプルな総ゴムウエスト+三つ折り裾が最も直しやすい
  • トップスはストレッチ素材・ロールアップできるデザインが失敗しにくい
  • ワンピースの丈が気になるなら、三つ折り裾ならお直ししやすい
  • 詰める方向のお直しは比較的取り組みやすい。大きめを買って詰める戦略が有効
  • 難しいと感じたらプロへ。宅配お直しなら自宅から送るだけ

自分で直すのが難しいと感じる場合は、宅配お直しサービスという選択肢もあります。自宅から送るだけで対応してもらえるので、ぜひ活用してみてください。

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この記事を書いた人

洋服販売員の店長職を経て、洋服のお直し・オーダーメイドを手がける会社にて、リフォームアドバイザーとして接客・縫製・オーダーメイド対応を経験。
ハイブランドとの取引も含む幅広いお客様を担当し、雑誌掲載も複数回経験。
体型に合わせた着こなしをアパレルの現場で見続けてきたからこそわかる、「似合う」と「きれいに見える」の違いを大切に。
現在はライター歴13年以上の経験を活かして、オトナの女性がもっと自分の体型に自信を持てる服選びとサイズ直しの情報を発信しています。

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