「お直し店って、なんとなく敷居が高い…」
そう感じて、ずっと踏み出せていませんか。何を伝えればいいのか、断られたらどうしようか。初めてだと、わからないことだらけですよね。
準備するのは、実はシンプルです。元お直し職人として現場に立ってきた経験から、当日の流れ・事前準備・職人への伝え方をまとめました。
お直しアドバイザー・縫製の経験と知識をもとに、この記事を書いています。

洋服販売員の店長職を経て、洋服のお直し・オーダーメイドを手がける会社にて、リフォームアドバイザーとして接客・縫製・オーダーメイド対応を経験。
ハイブランドとの取引も含む幅広いお客様を担当し、雑誌掲載も複数回経験。
体型に合わせた着こなしをアパレルの現場で見続けてきたからこそわかる、「似合う」と「きれいに見える」の違いを大切に。
現在はライター歴13年以上の経験を活かして、オトナの女性がもっと自分の体型に自信を持てる服選びとサイズ直しの情報を発信しています。
洋服のお直しは店舗持ち込みと宅配、どちらを選べばいい?

洋服のお直しの依頼方法は大きく分けて2つ。店舗に持ち込む方法と、宅配で送る方法です。
どちらにも向き・不向きがあります。
| 洋服のお直しの依頼方法 | おすすめの人 |
|---|---|
| 店舗持ち込み | ・試着しながら確認したい人 ・初めての人 ・仕上がりにこだわりたい人 |
| 宅配お直しサービス | ・忙しくて時間がとりにくい人 ・近くにお直し店がない人 ・シンプルな内容のお直しの場合 |
自分に合う方法がどちらか判断できるように、「店舗持ち込み」と「宅配お直しサービス」それぞれの特徴を確認しておきましょう。
店舗持ち込みが向いているケース
実際に試着して、仕上がりを一緒に確認できるのが店舗持ち込みの一番の強みです。初めて洋服のお直しを出す方には、まず店舗持ち込みをおすすめします。
担当者がその場でピン打ちしながら確認してくれるので、「イメージと違う」という仕上がりになりにくい。「どれくらい詰めればいいかわからない」という相談も、プロが引き出してくれます。
「元お直し職人」まち 元お直し職人のひとこと
「どうすればいいかわからない」という方でも大丈夫。
それを一緒に整理するのが職人の仕事です。
宅配お直しサービスが向いているケース
忙しくてお店に行く時間がとりにくい方、近くに洋服のお直し店がない方には宅配が便利です。
ただ、試着しながら採寸できないぶん、写真や言葉で正確にイメージを伝える工夫が必要になります。宅配お直しサービスの使い方は後ほど詳しく説明します。


洋服のお直しを持ち込む前にやっておくべき準備


「お直しを依頼する服をそのまま持っていけばいい」と考える方は多いようですが、事前にやっておいたほうがいいことがあります。
事前に準備しておくことで、洋服のお直しを出した後の流れがスムーズになります。
洗濯済みの状態で持っていく
洋服のお直しは、未使用か、クリーニング済み・洗濯済みの状態で持ち込むことが基本です。
汚れやにおいが残っていると、受付を断られることがあります。



元お直し職人のひとこと
汚れがある服は「お直しで汚された」というトラブルになりかねないため、職人側も入念に確認しなければなりません。
後で汚れに気づいた場合は電話やメール確認をすることもあり、了承が得られるまで作業がストップすることも。仕上がりが遅くなる原因になります。
汚れや破れがある場合は、持ち込む前にひと言伝えておくとスムーズです。



元お直し職人のホンネ
においのきつい服や汚れたままの服は、お直しの受付で確認作業が増えます。
お直しの流れをスムーズに進めるためにも、洗濯済みの服を持っていきましょう。
「一緒に着るもの」を持参するとイメージが伝わりやすい
特にボトムスの丈詰めをするときは、一緒に履く靴を持参するのが鉄則です。
ヒールのある靴を履くときとスニーカーでは、ちょうどいい丈が変わります。私もそうでしたが、職人は「この靴を履いた状態で床から何センチ上」という具体的な採寸をします。
試着室にヒールを用意しているお店もありますが、多くの店では用意していません。自分が普段履く靴で合わせてもらうのが、一番確実です。



元お直し職人のひとこと
トップスやジャケットのお直しなら、一緒に合わせるボトムスやインナーも持参できると、バランスを見ながら提案しやすくなります。
日数に余裕を持って出す
「洋服を急ぎで直したい」という方は要注意です。
単純なパンツの丈詰めであれば当日または数時間後にお渡しできる店もありますが、ウエスト詰めや身幅の調整などは1週間前後かかるのが一般的です。
大切な服を着る予定があるなら、2週間前には出しておくと安心です。



元お直し職人のひとこと
正確な見積もりは実際に服を見てからでないと出せません。
具体的な金額を聞いてから決めたい方も、まずは持ち込んで(もしくは宅配サービスに出して)相談する流れになります。
洋服のお直しの頼み方、当日の流れ|受付から受け取りまで


洋服のお直し店に入ってからどう動けばいいか、流れを事前に知っておくと当日がぐっと楽になります。
各ステップの流れを詳しく解説します。
① 来店・受付(予約が必要か事前に確認しておく)
お直ししたい服を持って入店し、スタッフに声をかけます。
来店前に確認しておいてほしいことが1つあります。多くのお直し店ではそのようなことはありませんが、稀に完全予約制のお店もある、ということです。
その場合、アポなしで行くと長時間待つことになったり、その日は対応してもらえないこともあります。初めて行くお店は、事前に電話かWebで確認しておくのが無難です。



元お直し職人のひとこと
「何をどう言えばいいかわからない」でも大丈夫。
「なんかここが気になるんですが…」から始めてOKです。
② 試着・採寸・ピン打ち
洋服のお直し店で採寸する場合、フィッティングルームで実際に服を着て、スタッフが体に合わせてマチ針(ピン)を打っていきます。



元お直し職人のひとこと
自分で採寸すると寸法がズレやすいので、プロに採寸してもらうのが確実!
当時私が採寸していたときは、パンツの丈詰めなら最低でも前と後ろ、スカートやトップスなら前後横と複数箇所にピンを止めていました。
体の形によって前後で詰める寸法が変わることがあるためです。
前後でピン止めの寸法が違った場合、どちらかに合わせるか中間をとるか、プロが丁寧に確認しながら進めます。
「これでOKですか?」という最終確認がありますので、気になることはこの段階で遠慮なく伝えましょう。



元お直し職人のホンネ
ピン打ちは見た目以上に細かい作業です。
前後でズレがあると仕上がりに影響するので、複数箇所を丁寧に確認しながら止めていきます。
「もう少し短く」「やっぱりこのくらいで」という微調整も、この段階がいちばん伝えやすいですよ。
③ 料金・納期の確認・お直しを依頼
採寸が終わったら、スタッフから料金と納期の目安を伝えてもらいます。
料金の支払いタイミングは受け渡し時(後払い)が多いですが、洋服のお直し店によって前払いの場合もあります。確認してから服を預けましょう。
④ 仕上がり・受け取り・試着確認
洋服のお直しが仕上がったら連絡が来ます。受け取ったら、その場で必ず試着してください。
「思っていたより短かった」「もう少し詰めてほしい」という場合、その場で再調整してもらえることがあります。場合によりますが、多くの場合、再調整は無料です。
持ち帰ってから気づいても、対応してもらいにくくなります。受け取り時の試着は必須です。



元お直し職人のひとこと
受け取ったらすぐ試着。これが鉄則です。
お直し職人に相談するとき、あると助かる3つの情報


洋服のお直しを初めて頼む方が最も不安に感じるのが、「何を言えばいいかわからない」という点ではないでしょうか。
ただ、必ず何かを準備しなければならないわけではありません。
なくても相談は十分できます。ただ、この情報があると洋服のお直しの相談がスムーズになり、職人もより的確な提案がしやすくなります。
① 「ここがきつい」「丈が長い」で十分
洋服のお直しでどう伝えたらいいのかわからない人は、「ウエストがきつくて…」「なんか丈が長い気がして…」それだけで十分です。
洋服のお直し店では、試着してもらいながら職人が「どのくらい出しますか?」「どんなシルエットにしたいですか?」と具体的に引き出していきます。
うまく言葉にできなくても、お店で試着して採寸をプロに任せてしまえばOKです。



元お直し職人のホンネ
「なんか変なんですよね」という相談、実はよくあります。
そこから「どこが・どのくらい・どんな仕上がりにしたいか」を一緒に整理していくのも、洋服のお直し店の仕事です。
② 着用シーンと合わせるアイテムを伝える
「結婚式に着たい」「仕事で毎日着る」。この一言で、洋服のお直しの提案内容がかなり変わります。
たとえばジャケットの身幅を詰める場合、アクティブに動く仕事であればあまりフィットさせすぎると破れやすくなります。
逆に式典やフォーマルな場での着用なら、きれいなシルエットを優先できます。着用シーンを伝えることで、職人はあなたの生活に合ったお直しを提案できます。



元お直し職人のひとこと
「どこで着るか」を伝えるだけで、提案の幅が広がります。TPOに合わせた洋服のお直しができるのも、プロに頼む理由のひとつです。
③ 素材タグがわかると助かる
洋服のお直しでは、素材によって縫い方・アイロンのかけ方・追加料金が変わります。
私がお直し店で働いていたころも、服のタグを確認してからお直し方法などを提案していました。
ハイブランドやデリケートな素材は、ほどいたときに縫い目の跡が残ったり、特殊な技術が必要になることがほとんど。
タグを見せることで、正確な見積もりと対応方法を判断できます。



元お直し職人のホンネ
素材によって追加料金になることがあります。シルクやレザーは通常料金では対応できないことも。
「思ったより高かった」とならないよう、タグを見せてから見積もりを出してもらうのがベストです。
洋服のお直しを断られることはある?できないケースを知っておく


ある条件では、洋服のお直しを断られることがあります。事前に知っておけば、対処できます。
ひとつずつ確認していきましょう。
素材や状態によってはお直しできないことがある
特に注意したいのが、レザーや合皮の服です。レザーはほどくとミシン穴がそのまま残ります。
元のデザインを保ったままお直しすることは非常に難しく、専用のミシンを使い、技術力の高い職人が対応します。
そのため、小さなお直し店では受付を断られるケースも少なくありません。
サイズがきつくて破れた場合のお直しはできないこともある
パンツが破れたら、その場所を詰めて隠すというお直しは要注意です。
ストレッチがきいていないパンツの場合、座るときや激しく動いたときに生地が引っ張られて、ビリッと破れてしまうのはよくあること。
縫い目の近くが破れたなら、「ここを詰めればきれいになるんでしょ?」という相談はよくありました。



元お直し職人のひとこと
お直しとしては、できないわけではありません。
しかしおすすめもできません。
パンツのヒップ・股ぐり・内ももが破れるのは、パンツがもともとサイズに対してきつく、動くたびに生地に負荷がかかっていることも原因です。
そこにさらに詰めを加えると、余裕がなくなってすぐにまた破れてしまいます。
対応できるケースもありますが、お直しできないと断るケースもあります。



元お直し職人のホンネ
断るときは、必ず理由を伝えてくれるはず。
私自身も、「できない」ではなく「こうすれば解決できる」という提案をセットにするよう心がけていました。
お直しを断られたときの対処法
1つのお店でお直しを断られても、諦める必要はありません。
たとえば街の小さなお直し店で断られた場合は、専門店や宅配専門のお直しサービスなど、タイプの違うお直し店に相談してみましょう。
また、穴や破れの修繕には「かけはぎ(かけつぎ)」という専門技術があり、一部の限られたお直し店しか対応できません。かけはぎ(かけつぎ)の専門店もありますが、全国でも数少ないです。
かけはぎ(かけつぎ)は、ウールやポリエステル素材などスーツでよくあるような素材がやりやすく、共布があればきれいにお直しできます。



元お直し職人のひとこと
かけはぎは通常のお直しよりも料金はかなり高くなります。
お値打ちに直したいなら、ミシン跡は出ますが「タタキ」などと呼ばれるステッチで直す方法もあるので、予算も含めてお直し店で相談するのがおすすめです。
洋服の宅配お直しサービスを使う場合に気をつけること


自宅から完結できる宅配お直しサービスは、忙しい方にとって便利な選択肢です。
ただ、試着しながら採寸できないぶん、写真と言葉で正確に伝える工夫が必要です。
詳しく解説します。
写真3枚で仕上がりイメージを正確に伝える
宅配お直しサービスを利用するときは、以下の3種類の写真を送るのが基本です。
① 着用した服の全体像(前・後・横)
② 直したい部分のアップ
③ 品質表示タグ
「ウエストを2cm詰めたい」「裾を5cm短くしたい」など、言葉でも具体的に伝えましょう。
「なんとなく合わない」という曖昧な相談なら、電話やメールで直接やりとりできる店を選ぶと安心です。



元お直し職人のひとこと
宅配お直しサービスなら、写真などの情報提供は多いほど助かると思いますよ。
着用した状態の全体写真(前・後・横)があると、体型に合わせた提案がしやすくなります。
デザイン変更なら、「こうしてほしい」という見本の服を提供するのもアリ。
どうしたらいいのかわからなかったら、事前に電話やメールで相談しましょう。
宅配お直しサービスに向いている服・向かない服
パンツの丈詰めや筒袖の袖丈詰めのように単純なお直しなら、宅配お直しサービスでも安心して出せます。
一方、ウエストの大幅な調整や身幅の詰めなど、試着しながら細かく採寸が必要な内容は、店舗持ち込みのほうが安心です。
こちらの宅配お直しサービスはレビューの評価が高いので安心!


大切な服・ブランド服をお直しに出すときに注意すること


特別な一着を安心して預けるためには、お店選びが重要です。
お気に入りの服のデザインを維持たいなら、お直しに出す前に、事前に仕上がりがどうなるのかよく確認することが大切です。
洋服のお直し店の使い分け基準
洋服のお直し店は、街の小さなお直し店から大規模なチェーン店、高級服を多く扱うお直し店など、色々なタイプがあります。
単純なお直しであれば、どのお店でも対応できるでしょう。さらに公式サイトがあれば、事前にだいたいの料金もわかるので、利用しやすいですよね。
一方、繊細な素材・複雑なデザイン・ハイブランドの服は、評価の高い専門店や、デパート内にあるお直し店や高級服を多く扱うお直し店を選ぶほうが安心です。



元お直し職人のホンネ
難しいお直しほど、熟練した職人の技術が必要になります。
もし宅配サービスを使う場合は、レビューをしっかり確認しておきましょう。
こちらの宅配お直しサービスはレビューの評価が高いので安心!
装飾があるデザインは「残したい」と事前に伝える
たとえば、スカートの裾や袖口に刺繍やレースがついている場合、丈を詰めるとその装飾がなくなってしまうことがあります。
「この装飾は残してほしい」というこだわりがあるなら、受付のときに必ず伝えておきましょう。
また、縫い直しに使う糸は元のデザインに近いものを選びますが、100%まったく同じ糸ではありません。



元お直し職人のひとこと
お直し店には数えきれないくらい多種類の糸があるので、がらりと変わることはありませんが、念のため覚えておいてください。
ヴィンテージ加工デニムの丈詰めは特殊仕上げ対応か確認する
ダメージ加工が施されたヴィンテージデニムは、通常の裾カットをすると裾だけきれいになり、ヴィンテージ感が失われてしまうことがあります。
もし裾のダメージにこだわりがあるなら、「裾を残す」特殊な仕上げ(ハギ加工・裾残し加工)に対応しているか、事前に確認してから持ち込みましょう。
参考までに・・・「ハギ加工(裾残し)」の解説画像です。
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ただ、この裾を残す仕上げ方にも、布と布をくっつけたときの縫い線が残るなどのデメリットがあります。
また、すべての店が対応しているわけではないという点にも注意が必要です。



元お直し職人のホンネ
ヴィンテージデニムは思い入れが強い分、仕上がりへの期待も高い。
「裾のヴィンテージ感を残したい」という要望は事前に必ず伝えましょう。
そのときに、どんな仕上げ方になるのかとデメリットもきちんと確認することが大切。
対応できるかどうかは、持ち込む前の確認が確実です。
特殊な仕上げ方は、通常よりもお直し代が高くなります。
私がいたお店では、通常の裾丈詰めをした後、ダメージ加工を似せるためにやすりで削るなどの工夫をしていたこともありました。(もちろんお客様と相談したうえで。)
どんな仕上げ方があるのか、丁寧に相談にのってくれるお店を選ぶと、仕上がりの満足度も高くなるはず。


洋服のお直し依頼が初めてでも大丈夫、まずは相談だけでもOK


初めての洋服のお直しなら、わからないことだらけで当然。
「初めての洋服のお直しは、これだけ覚えておけばOK!」という内容をまとめました。
- 古着なら洗濯済みの状態で持ち込む(汚れ・においがあると受付できない場合あり)
- ボトムスの丈詰めは、普段履く靴を持参する
- 日数に余裕を持って出す(着用予定の2週間前が目安)
- 「ここが気になる」の一言から始めればOK
- 着用シーンと素材タグを伝えると、提案の精度が上がる
- 受け取り時には必ず試着して確認する
- 断られたら、別の店か専門店・かけはぎ店に相談する
伝えるのは「ここが気になる」という一言だけで、あとはプロが引き出してくれます。
大切な服を長く着続けるために、まずは一歩踏み出してみてください。



元お直し職人のひとこと
「とりあえず持っていってみよう」で十分です。私がいたころも、そこから始まるお直しがたくさんありましたよ。
宅配お直しサービスを検討しているなら、評判が良いお店を選ぶのが第一





補正インナーがあれば、ウエストや身幅を出さなくても、お気に入りの服をそのまま着られるかもしれません!
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